価格と予算GUIDE

ランドセルの価格が上がっている理由

気のせいではありません。ランドセル工業会の調査では、平均購入金額が4年連続で上がっています。ただし上がり方には特徴があります。

窓辺の机に置かれた緑のランドセル(イメージ写真)
写真はイメージです

「ランドセル 値上げ」と検索されるのは、実感があるからだと思います。数字でも確認できます。

価格帯ごとのランドセルを写真で見るPR
カザマ「マーメイド」

カザマ「マーメイド」

女の子向け・57,800円(税込)・約1,150g

公式ショップで見る
ハネッセル GIRL 1BOX

ハネッセル GIRL 1BOX

女の子向け・定価60,500円(税込)・約1,150g

公式ショップで見る
樋口鞄工房「CLASSIC」

樋口鞄工房「CLASSIC」

ブラウンのアクセントカラー・69,300円(税込)〜

公式ショップで見る
モギカバン「ユニバーサル」シリーズ

モギカバン「ユニバーサル」シリーズ

69,300〜81,400円(税込)

公式ショップで見る
くわしい比較はこの記事の後半へ ↓

平均購入金額の推移

ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査」による平均購入金額です。

調査年 平均購入金額 前年差
2022年 56,425円 —
2023年 58,524円 +2,099円
2024年 59,138円 +614円
2025年 60,746円 +1,608円
2026年 62,034円 +1,288円

4年連続で上昇しています。下がった年はありません。

「値上げ」と「高いものを選んでいる」は違う

ここが今回いちばん大事な点です。

工業会の2025年調査では、平均が上がった要因として65,000円以上の価格帯の伸びが挙げられています。2022年の調査でも、65,000円以上の人気が最も高い一方、25,000〜39,999円の購入は増加していました。

つまり、起きているのはこういうことです。

  • 高い価格帯を選ぶ家庭が増えている
  • 同時に、低価格帯を選ぶ家庭もいる
  • 中間の40,000〜54,999円が減っている(2022年調査)

平均が上がった=全メーカーが一律に値上げした、ではありません。選ばれる価格帯が二極化して、上側の人数が増えたぶん平均が押し上げられている、という読み方ができます。

実際、2026年調査では65,000円以上を選んだ家庭が46.0%で最多でした。

あわせて読みたい ランドセルの相場|価格帯別に何が違うか 相場は約6万2千円。ただし大事なのは平均額ではなく、価格帯ごとに何が変わるかです。4つの層に分けて中身を見ていきます。 価格とお得に買う ・ 読了目安 7分

平均は「目標額」ではない

62,034円という数字を予算の目安にする必要はありません。

当サイトが公式サイトで確認した範囲でも、価格の幅はここまであります。

選択肢 価格
ワークマン ESスチューデントデイパック 8,800円
イオン はなまるランドセル24 36,575円
GAP ベーシックスクールバッグ 36,300円
コストコ ふわりぃ 2027年度モデル 29,998円
堀江鞄製造 プティコパン 51,000円
羽倉 耐性牛革コンビネーション 54,000円
生田 牛革モデル 53,500円〜
平均購入金額 62,034円
土屋鞄 HERTE 190,000円
鞄工房山本 上限 200,000円以上

平均より安く、かつ牛革の工房系という選択肢も実際にあります。「平均を下回ると心配」という考え方は、必ずしも実態に合いません。

あわせて読みたい 安いランドセルはどこで買える?5つの方法 平均は62,034円ですが、4万円未満で買っている家庭も約15%あります。安く買う方法と、安さと引き換えに失いやすいものを整理しました。 価格とお得に買う ・ 読了目安 7分

上がり幅をどう受け止めるか

4年で5,609円。年あたり約1,400円です。

これを「ラン活を1年早めれば済む」と考えるのは危険です。買う時期を早めても、その年度のモデルの価格は変わりません。早く動く意味は、価格ではなく選択肢の多さにあります。

工業会の調査では、購入時期の傾向も変化しています。

  • 2024年調査 … 5月がピーク。ただし5月・8月のピークが減り、6〜7月と9〜10月が伸びて分散傾向
  • 2025年調査 … 12月・4月・5月がやや減少、1〜3月期がわずかに増加して早期化の傾向が続く

買う時期は分散し、早期化している。この流れは覚えておいて損はありません。

あわせて読みたい ラン活はいつから?年間スケジュール完全ガイド ラン活の山は「年中さんの冬から、年長さんの初夏まで」です。カタログ請求・展示会・完売の時期を月別に整理し、今どこにいるのかが分かる形にしました。 ラン活の始め方 ・ 読了目安 9分

価格を抑える3つの方法

  1. 1. 型落ち・アウトレットを見る

    前年度モデルは安くなります。ただし公式サイト以外での購入は保証が付かない場合があると情報メディアで指摘されています。メーカー公式のアウトレットなら通常の保証が付くことが多いとされています。

  2. 2. 素材で調整する

    牛革やコードバンは高くなります。人工皮革なら同じメーカーでも数万円下がることがあります。フットマーク社の2022年調査では通学時の荷物が平均4.28kgで、素材による重量差はその数%です。

  3. 3. ブランドのロゴ代を見直す

    セイバンの一般モデルは58,410円から、同社のプーマモデルは77,000円から。同じメーカーでも約1.9万円の差があります。

あわせて読みたい 型落ちランドセルはいつ買える?注意点も 型落ちは「古い」のではなく「1年前の設計」です。何が変わっていて何が変わっていないのかを知れば、有力な選択肢になります。 価格とお得に買う ・ 読了目安 6分

削ってはいけないところ

価格を下げるときに、触らないほうがいい条件があります。

1. A4フラットファイル対応

ランドセル工業会の2026年調査では、購入されたランドセルの63.2%が対応。約4割は対応していません。サイズの後悔は買い替えでしか直せません。

2. 保証の中身

メーカー各社の解説では、3万円以下の価格帯は「素材・縫製・金具・保証の条件が商品ごとに大きく異なる」とされています。安い理由が保証の薄さである場合、6年間のどこかで差が出ます。

3. 背あてと肩ベルトのフィット

購入の決め手として「フィット感」は21.6%と、「軽さ」の17.5%を上回っています。ここは試着でしか判断できません。

削っていいのは、色・装飾・ブランド名です。色やデザインの後悔はカバーで直せます。

あわせて読みたい ランドセルの6年間保証を比較する どのメーカーも「6年間保証」と書いています。違うのは、何が無料で、何が有料で、修理中に代わりを貸してくれるかです。 ランドセルの選び方 ・ 読了目安 8分

価格については、ほかにも次の記事があります。

おすすめアイテムPR

価格帯ごとのランドセルを写真で見る

5万円台後半から8万円前後まで、価格帯の違うモデルを並べました。価格の差が素材や作りのどこに出ているかを見比べられます。

カザマ「マーメイド」

カザマ「マーメイド」

女の子向け・57,800円(税込)・約1,150g

ハネッセル GIRL 1BOX

ハネッセル GIRL 1BOX

女の子向け・定価60,500円(税込)・約1,150g

樋口鞄工房「CLASSIC」

樋口鞄工房「CLASSIC」

ブラウンのアクセントカラー・69,300円(税込)〜

価格・在庫は変動します。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

平均購入金額の推移・購入時期の傾向・価格帯の分布は、ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査」の2022年・2023年・2024年・2025年・2026年の各調査結果(2026年調査はn=1,500 / 株式会社クロス・マーケティング実施)によります。調査は購入者への調査であり、メーカーの定価改定の推移を示すものではありません。各社の価格は、ワークマン・イオン・コストコ・SHIFFON・堀江鞄製造・羽倉・生田・土屋鞄・鞄工房山本・セイバンの公式サイトに掲載されている情報を2026年9月1日時点で確認したものです。A4フラットファイル対応率・購入決定理由も上記2026年調査、通学時の荷物の重量はフットマーク株式会社の2022年10月調査によります。型落ち品の保証、低価格帯の特徴に関する記述は、ランドセルメーカーおよび情報メディアの解説記事によるもので、公的な統計ではありません。

よくある質問

ランドセルの値上げはいつから続いていますか?
ランドセル工業会の調査で確認できる2022年以降、平均購入金額は毎年上がっています。2022年56,425円から2026年62,034円まで、4年連続の上昇です。2022年より前の推移は、当サイトでは確認していません。
ランドセルの値段は本当に上がっていますか?
上がっています。ランドセル工業会の調査による平均購入金額は、2022年56,425円、2023年58,524円、2024年59,138円、2025年60,746円、2026年62,034円と推移しています。
4年でいくら上がりましたか?
2022年の56,425円から2026年の62,034円まで、5,609円(約9.9%)上がっています。
なぜ上がっているのですか?
工業会の2025年調査では、65,000円以上の価格帯が伸びたことが平均を押し上げたと説明されています。全体が一律に値上げされているというより、高い価格帯を選ぶ家庭が増えている面があります。
安く買う方法はありますか?
型落ち品やアウトレットは選択肢のひとつです。ただし公式サイト以外での購入は保証が付かない場合があると指摘されているため、条件の確認が必要です。

出典と編集方針本記事はランドセルメーカーの公式発表資料や公的機関の公開情報をもとに編集部が作成しました。価格・仕様・日程は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。